魅せられた領域に潜む話

💡おまけ💡パート２

赤間「詳しくは、中でお話しましょう。」
長谷川「ですよね。こんな寒いトコに長居は無理ですね。」
家に入った途端、長谷川は目を疑った。
そこには、何十人もの男たちの姿があった。
長谷川「彼らは？」
赤間「……長谷川さん。お願いがあります。我々を、殺して下さい。」
長谷川「何ですって!?って…まさか!!」
赤間「そのまさかでございます！我々はもう生きるには相応しくない暴力団です。ですが、自殺をしても未遂に終わっては意味がないとわかりました。」
長谷川「ちょっと待て💦話がまるで見えませんがな💦詳細を教えてもらえません？」
赤間「……私は、居場所を失った町の人たちを今まで受け入れていました。暴力団だろうと借金まみれだろうと関係なかったです。とにかく困っている人を、私は助けたかった……実際助かった人はいました。しかし、何者かが私の家で暴力団を受け入れていることをバラした者がいたらしく、明日警察がココに来ます。バレたら私まで居場所を失い、私に頼っているみんなも居場所を奪われます。だからその前に殺して欲しいのです！」
長谷川「参ったですね。ちなみに、裏切り者は誰ですか？」
赤間「恐らく、杵島かと。」
長谷川「わかりました。そうだ、今から私の言う通りにして下さい。」