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江利子は、大変いい子で評判だった。
人聞きがよく、「江利子、〇〇してちょうだい」とか言えば、何でもやる。
江利子の行動がおかしいと感じたのは小学校入ってからだ。
江利子の好きなテレビを見ないでそのままピアノ塾に来ていた。先生は我慢していると思っていたが、しばらくしてみれば、どうしてお母さんに録画を頼むことができないんだろうと思うようになった。
もうすぐ江利子の誕生日だ。
ところが、江利子は宿題をしていた。
お母さんは邪魔はいけないと思い、江利子が宿題を終わらせるタイミングを見計らい、江利子を呼んだ。
江利子は、いったいどうしたんだろう。
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