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さて、長谷川は杵島のいる隣の町へバイクを走らせた。
杵島はマスコミ関連の仕事をしていたらしく、赤間の話によると、警察に赤間にまつわる情報を売ったのだろう。
長谷川はインターホンを押した。
杵島「はーい、どな……た?」
いきなり銃を向けられて固まる杵島俊平。
長谷川「あなたでしたか。赤間さんたちの秘密をバラした裏切り者は。」
杵島「赤間って、あの…!」
長谷川「赤間貴一殿ですよ。」
杵島「何だよ、あの暴力団と一緒に暮らしてるだけじゃねぇ、社会のゴミと共存している赤間から何を頼まれたんだよ?」
長谷川「赤間さんの気持ち、私は同情できます。私だって、殺人犯グループのリーダーだからね。」
杵島「まさか、長谷川務!?」
長谷川「アタリです。赤間さんは、自分達を殺して欲しいと願いました。全ては、あなたのせいですよ!」
杵島「や、やめてくれ!これは仕方なかったことだ!警察が、何か知ってるとか言いだすから!」
長谷川「ま、明日やればいっか。とにかく、君が赤間さんを売ったこと、後悔させますから、じゃ。」
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