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江利子は発表会の演劇の役柄候補には参加しなかった。ただ、残り物でいいとか、誰かに指名されたものでいいとか、そうとしか思えないくらいに。
江利子は結局、残ったものからくじで決まったもので決められた。
江利子は先生の指示や台本通りに動いていた。演技は完璧だが、まるで操り人形みたいだった。
委員会も、誰かの指名や残り物で決まるパターンが多く、意見や質問もせずに何でもかんでも同意していた。
そして、小学校を卒業して、新たな問題に直面するのだった。
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