何も知らなくて

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しかも泰光は、中学の頃の合宿にて、露天風呂が男女別の仕切りになってるトコなんかは、こんなことがあった。 ①女性陣の大きいや小さいの声に、泰光は身長や足のサイズのことだと勘違いした。 ②仕切りに亀裂が入っていて、男性陣が泰光に覗かせたが、亀裂が細いのと湯気で奥の景色が見えないと言いだした。 ③結局男衆の覗きはバレたが、泰光だけはみんなが先生に叱られる理由がわからないままで、そのまま。 泰光は、けがれはおろか、下心すらまるでない人だった。   さて、結婚式は盛大に執り行われ、祝賀会が開かれた。 そして夜中の11時が過ぎた時。 里奈の兄『花嫁様にご連絡です。これより、初夜の儀式を行いますので、すぐに来てください。』 里奈と祥子は、親戚に連れられて会場から出た。 雅信「初夜の儀式だと?」 泰光「なぁ、雅信。初夜の儀式って、さっきの人が言ってた奴のことかな?」 雅信「多分な。」 泰光「ふーん。」   深夜。 2人は部屋で携帯をいじっていた。その際に雅信は一言。
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