何も知らなくて

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雅信「なぁ、泰光。祥子さんと一緒に寝たことはないか?」 泰光「そーだなぁ、キャンプの時、祥子の妹や友達とだな。」 雅信「そうじゃないし。2人っきりでだよ。」 泰光「うーん、俺が酔っ払ってタクシー呼び損ねて祥子のアパートに泊めてもらったことがある。」 雅信「それで?」 泰光「すぐ寝た。祥子が先に寝ててって言われたから。」 雅信「それで?」 泰光「朝起きた後が偉い二日酔いだったんだ。祥子は先に起きてご飯作ってもらったよ。」 雅信「それだけ?」 泰光「祥子と旅行へ行ったことがある。」 雅信「夜は?」 泰光「すぐ寝た。だって疲れちゃったからね。おまけにお酒飲んじゃったし。」 雅信「祥子と抱いたことは?」 泰光「1ヶ月前、俺が遊園地で祥子にプロポーズした時、祥子が頷いて抱きついてきて…。」 雅信「お前、夜(ピー)の(ゴゴゴゴ)で(ドォーン)とか、2人っきりで(ズキューン)な(ブィーン)で(カー)は?」 ※()は自主規制です。 泰光「ゴメン、何か暗号みたいでわかんないや。」 雅信「んじゃあ、ぶっちゃけチューしたことは?」 泰光「ないよ?」 雅信「わり、酔って情報処理がうまくいってないみたいだな。」
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