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「あ、江利子!焼そばパン買ってこいよ!」
「はい。」
「あ、やっぱいいや!」
「はい。」
そして数年後、社会にでて、彼氏ができた。
江利子は彼氏のためなら何でもした。
結婚もした。
3人の子供に恵まれた。
が、夫は江利子の従順さに飽きてしまい、浮気に走った。
だが、江利子は疑わなかった。
長男の啓介は、江利子に父の浮気の疑いを持ちかけたが、全く動じなかった。
「親父がいなくなったら、誰がカネを稼ぐんだよ!」
「でも、お父さんはあなたの話を否定したわ。浮気なんてしてないわ。」
「じゃあ、今度証拠を探してもってくるからな!」
だが、啓介はその数日後に行方不明になった。
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