生放送

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ところが、様子がおかしいことに気付いたのはちょうど3日目のことだった。 俺は親父さんに連れられて買い物へ行ってる道中だ。 ある家に、赤い小型バスが停まっていた。 俺「アレは?」 父「あぁ、テレビ局の取材かもね。テレビ局の取材専用バスは赤と決められていてね、テレビ局と偽っての犯罪を予防している。それにしても、まさかあいつの家に来るとは。」 俺「あいつ?」 父「ほら、昨日話したポイ捨て野郎の家だよ。何の取材だか。」   夕方、俺は新聞のテレビ欄を友人と見ていた。 俺「なぁ、何か面白そうなのないか?」 友人「さぁ。よくわかんない。」 俺「ま、こっちの流れに任せるか。オススメで面白いのあったら幸いだが。」 それが、悪夢の始まりだったなんて、知らなかった。
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