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「では、宝石は…?」
「宝石?アレなら人工ダイヤさ。しかも、通称:世界に1つだけのダイヤ。」
「?」
「死んだクズの灰から作られたダイヤなのだ。ちょうどこの近くに研究室があってな。アレは人工ダイヤの研究室なんだ。元は大麻品種改良用の研究室だったけど。何故こんなことをするか。理由は簡単だ。クズが死んでも始末に困る。肥やしにすれば質が変わりそうだし、海に捨てれば死体の一部が海岸に流れついたら困る。そこで編み出されたのが人工ダイヤ!わかるだろ?この国のクズが影で我々を支えているのだぞ?生涯麻薬の畑に働き、死んだら人工ダイヤに生まれ変わるのさ。社会に受け入れさせるよりずっと効率がいい。社会のゴミは、我ら政府がリサイクルしてあげるのだ。」
そういうことか。
俺は後々、このことをボスに伝えた。
コレでこの国の政府は終わり。
そう見えた。
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