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次の日。
ボスから返事が来た。
何かと思えば、暗号の手紙だ。
『ソウスィ君。この件のこと、実は我が国で音沙汰にできなくなった。実は新型大麻の受け取り先が世界中に散らばっていることが判明した。我が国でも流行り始めている。だが、その国が麻薬によって肥やされているのなら国際警察の派遣が必要だが、逆にスパイが怪しまれる。国際警察の派遣を必要とするならば、今すぐ帰還しなさい。』
俺は上司に頼んだ。
「急なことがあって、国へ帰らなければならなくなって。」
「それは仕方ないな。」
コレで俺は偽りの平和によって満たされている国とはおさらばだ。
何れ国際警察の派遣により、このことは完全に明るみに出るだろう。
そしてあの国は、世界のクズに成り代わるだけだな。
いや、世界のクズこそあっちの政府だな。支持率は一気に下がるだろう。
俺はもう、仮初めの平和には騙されないつもりだぜ。
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