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「危ない!」
竜太たちは咄嗟に相澤の前に出た。相澤にはかからずには済んだのだが。
「痛い……高梨くん!」
みちるが目を見開いた。
慌ててリンも視線を追った。
淳平はまさかの展開に立ち尽くしていた。
何故なら、竜太の顔面が爛れていたからだ。
みちるも肩が焦げ、カズヤとカズマも腕だけで済んでいた。
なのに……!
竜太たちは病院に運ばれ、淳平は傷害罪で逮捕。
そして相澤は保護された。
竜太は幸い失明をまぬがれたが、顔の爛れがひどく、皮膚の移植のため長期入院を余儀なくされた。
退院した竜太は、大学卒業後は相澤の助手として仕え、そして何よりも護衛を欠かさなかった。
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