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その夜。
光一が脱走同然で帰ってきた。
そして夢の中。
夜の使者にこの話をした光一たち。すると、夜の使者は俯いた。
「私は、潰れた遊園地などに宿った未練の化身なのです。私は遊んで楽しむ家族が大好きなんです。ですが、社会はそれを排除しています。その根源が、あなたの勤める会社の社長だとは。」
「俺たちが片棒担がされたという責任もあるのだが。」
「いいえ、私はあなた方を許します。私が一番許さないのは、あなた方を遊園地などを潰す道具としか見ていないその社長です。私は明日、その社長に会います。あなた方は、社長のやり方を暴くだけでいいです。」
次の日、光一の会社にて会議が開かれていた。
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