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「あーもう。マジでなんなんだよ」
俺は頭を掻くと、冷蔵庫からビールを取り出した。
いつもの、とりあえず、一杯…ってやつ。
だって、考えてもしかたねぇもん。
居ないもんは居ないし。
ぷしゅっ…
ビールの缶は小気味よい音を立てて開いた。
俺はそれを一気に喉に流し込んだ。
「…っぷはー…これからどうすっかなー」
俺がリビングのソファーにもたれかかって、呟いたとき。
ピンポーン…
不意に玄関のチャイムが鳴った。
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