月のワルツ

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『お前が抵抗しないと言うならこちらも危害を加えるつもりはない』 『生憎、特環に入る気はなくてね』 『なんで特環に逆らおうとするの!? 相手は国家権力なのよ! 逆らってもただ傷付くだけ・・・むなしいだけじゃない!』 カブトムシに乗ったもう一人の人物が叫んだ。 大きなゴーグルで顔は解らないが、その声からして女性だとわかった。 『忠告ありがとよ だけど、俺にはやらなきゃ行けない事があるんでね』 『やっぱり、戦うしか無いようだな、ツクヨ』 『忠告はしたもの 聞き入れてくれないなら仕方ないわ』
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