月のワルツ
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『さっきもこれで攻撃したのか?』 黒い鎌を受け止めた彼が言った。 『そうよ さっきのは手応えがあったから、貴方は怪我をしているでしょ? 私達について来るなら救護班を呼んで速やかに治療を・・・』 『やだね』 彼はあっさりと相手の申し出を拒否した。 しかし後ろから見ると左肩が切り裂かれ、今も血が滴っている。
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