月のワルツ

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『影・・・いや、闇から鎌を生み出す能力か・・・』 『能力がわかっても無駄よ』 ツクヨは手を大きく開き、それを金色の 死神へと向ける。 その直後、死神の前後左右から計8本の鎌が現れる。 『・・・月下終焉!』 開いた手を握りしめた瞬間、8本の鎌が死神を襲った。 『ぐあぁあぁぁ!』 彼は、血を撒き散らしながら空中を舞った。 一瞬の出来事だがとても長く感じた。 『いやぁあぁあぁぁ!』 彼に駆け寄る。 もう血は見たくない もう誰かが傷付くのは見たくない それが私の虫(ユメ) だから・・・力を貸して・・・
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