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痛い。痛みが流星群のように降り注いでくる!!
「大丈夫か?」
…声が出ない。痛い。痛い。
頭に少しずつ熱湯をかけられているようだ…
脳に血液が行かない
危険だ止めろ
今止めたらかえって危険だ
様々な言葉が頭の中で混ざりあいながら一つの料理をつくる。
『死』
最後に役にたててよかった…
いや、僕が死んだら役にたったことになるのかな?
金槌で殴ったような痛み。
…消えゆく僕の意識が最後に一言を受信した。
「脳が死にかけている。このままでは…」
そこで僕の意識は旅に出た。
長い長い闇に。
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