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次の日から毎日、隼斗が自宅に会いに来るようになりました。
ベッドで横たわる無表情の私にいろいろ話をしてくれたりしました。
当然の事ながら食欲なんてまだありません。
そしてある日、母親が私の部屋に様子を見にきた時です!!
いきなり恐怖感と孤独感、痙攣、号泣、がおこり全く動けない状態に陥りました。
母親はどうしたらいいのか分からず慌てていて、混乱した状況でした。
そんな事が毎日続き、次の診察の時、医師に病状を話したら
「パニック症候群ですね。」
と言われました。
病状はとどまることを知らず、今度は幻覚が見えだしました。
女の人が私の中で襲いかかってきます。
そうなると、リスカの嵐でした。
その日から、両親と大牙の監視が始まりました。
私が、いきなり暴れ出したら大牙一人の力でも手一杯だったようです。
ただ何度か、大牙が寝てるすきにトイレに行ってリスカをし、流れる血の暖かさに安堵するようになりました。
そして血文字で
[ごめんなさい]
と書いてました。
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