中学から高校へ

1/1

108人が本棚に入れています
本棚に追加
/138ページ

中学から高校へ

虐めは中学1年に少しあったくらいで、中学ではクールな女の子で近寄りがたい存在でした。 親の躾のもと家庭教師に塾があり、中学にして門限は6時。 当然友達とも付き合いが悪く、電車通学なので直ぐに帰らないと門限までに間に合いません。 中2になると弟の反抗期の刃が私に向けられ、親がいない所で暴力をうけてました。 親が帰宅してから 「大牙がいきなり暴力ふってきた(泣)」 と訴えても答えはいつも同じで 「大牙に限ってそんな事する子じゃないわよ!!(怒)」 と言われ、信用されず…余計に家が嫌いになりました。 しかし、そんな私にも昼休みとかに友達と話したり、相談したりという時間が唯一救いの一時でした。 また高校に上がってからは、中学の時に同じクラスだった綾香という友達がいたけど、クラスも違うので、たまに話す程度でした。 その時はお互い、先の事等まだ分からず、普通に接してました。 しかし、大学入試が近かづくにつれ仲が深まっていき、綾香が唯一今の私のただ一人の親友になる事等想像もしてませんでした。 この時も悪魔のような、鬱が少しずつ進行し続いてる事など、私には知る余地もありませんでした。 ただ、たまに頭に激痛がはしったりして、祖父に連れられてMRIの検査をしましたが、異常なかったので、なにも気にしませんでした。 けど、家に帰って自室にいる時に孤独感におちいったりする事はありました。しかし、家族と私のタイプが違うんだと自分で言い聞かせてました。 家族の前では、良い子を演じ!! 愛情とは何か!? 等、感情がいまいち分からず、感動的なテレビや歌を聞いたり、見たりしても、なんも感じる事ができずにいました。
/138ページ

最初のコメントを投稿しよう!

108人が本棚に入れています
本棚に追加