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そんな害虫の戯言を無視し、ミーティングの続きに入った。
監督「それでは最後に、千葉県の強豪校について少し話しておきましょう」
そう言いながら、監督は黒板に2つの高校名を書いていった。その高校名は――
・冥府王高校
・欽明高校
だった。この2校は俺でも知っている。千葉を代表するサッカーで有名な高校だ。
黒板に書き終わると、監督は説明に入っていった。
監督「千葉の強豪といったらやはりこの2校ですね。ここ数年はこの2校が全国に行っています。
そこで、明日この2校と同じレベルである石欄高校と試合をするにあたって、どのようなサッカーをするのか、少し簡単に説明しておこうと思います。」
予想通り、というか、やはり大会に向けて千葉の強豪校をこの機会に意識させることが目的だった。
でもこのことについてはすごくありがたい。いずれ全国を目指すうえで、必ず一番の壁になるであろうこの2校は、インターハイはシード枠からの出場なので、プレーが見れないことに困っていた所だった。
もしかしたら、このことについても考えての説明なのかもしれない。
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