記憶《メモリー》

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「ほら…そろそろ行けよ。君は此処に居るべきじゃないよ?」 『…未だッ‥居たい‥』 「困った奴だなぁ―…。冬獅郎?君を待っている部下や仲間が居るだろ?其れに―…‥」 “俺はいつまでも冬獅郎の傍に居るよ?″ その一言に心が動いた。 そして分かった亊がある。 ―…俺は草冠の達成できなかった亊をやれば良いんだ、と。 「さ、行けよ冬獅郎。俺はいつまでも君の親友だからな!」 軽く頷いたら、また視界が真っ暗になった。
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