―狐と小狼―

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―‥…ククッ 狐は静かに笑うよ。 妖しげに、 如何にも警戒心を掻き立たせるような奥が詠めない笑みで。 其は 笑みと言う名の威嚇か―‥… どうであれ、 標的は決まったようだ。 さぁ、その笑みに潜める威嚇を向けながら狩ろう。 あの凛々しくも、 未だ幼き狼を―‥… その笑みに捕らえられたら逃れることは出来ない。 然し、 その笑みに潜む威嚇を鎮める亊は可能かも知れない―‥…
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