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「でね?隙なんて早々無いのにアタシが探してきたのよ?」
「そら有難いわァ、有難うなァ、乱菊。せや、はよ教えてくれへん?」
―‥…狐に餌を放り投げるのは小狼に着く副官、
否、仕事を放棄しては何処かへ消えた十番隊副隊長・松本乱菊。
餌を放り投げられ
飛び付くのは狐、
三番隊隊長・市丸ギン
何やら狐は側近の松本乱菊に小狼の隙を探らせていた様だ。
―‥…さよか…。
遂に、標的の情報を得た狐は始動する。
ニヤリと吊り上がる口角。
何時も以上に妖しげな笑みを向けてはその時に備える。
―‥…ククッ
またも、
響き渡る妖しげな笑み。
―‥…哀れ小狼
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