目醒めたらきっと。

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彼と会わなかった3週間と彼と過ごした一夜と後の1週間を過ごしてから、もう一ヶ月が経ったある日の昼 市丸は夜に残業をしなくとも済むように、否、日番谷が来たときに自分が傍に居られるようにと仕事をしていた 窓から射し込む陽射しに心地好さを感じてしまった自分が居た 今日も来るんかな―… 等とのんびりと考えていた。 その時、ガタリと三番隊の執務室の扉が前触れ無く開いた と、同時に筆を落とし折ってしまった。 まるで何かも同時に消え掛かる予兆のように。 そんな筆を拾い上げながら、開かれた扉の方に目を向ける 其処には血相を変えた幼馴染みの乱菊。 何亊かと思えば口を開こうとしたが次に瞬きをした瞬間には、躰が持っていかれ何処かに引っ張られていた “ど、どないしたん…な、ァ乱菊…?” 手を振り払い止まって問うが、乱菊は目を逸らしながら再度、自分の腕を掴み何も言わずに引っ張った 致し方無く抵抗はしなかった そして嫌な予感が現実となるまでのカウントダウンが開始された ,
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