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それは突然、否、時が来たのだ
もう躰なんて起こしてるのがやっとだったが何とか執務室で仕事を続けていた。
そんな時、どっと汗が吹き出し、しまいには視界が歪み、座っていられなくなった。
次に瞼を開けたときは隊首席の机の傍に倒れていた
瞬時に頭を過ったのは市丸の顔で。
きっと今意識を失ったら多分、否、絶対目を開けないだろうと思ったから、一目で良いから見たかった
一目で良いから。
叶わないのだろうか。
だんだん視界がぼやけてから、松本が帰ってきて慌てて駆け寄ってきたのが判った
松本は俺は抱き上げて移動していた
でも遅かったんだ。
叶わなかったんだ、最期の願い。
こんなに後悔するんだな、生きてると、と改めて思ったのが最期だった俺は目を閉じた
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