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‥…疲れねぇのか?
窓際に立ち、一点ばかりを見つめている己の斬魄刀の姿に、そんな問いの一言が頭に浮かぶも口にはしない。
窓際に立つ男の髪色と同じ、碧翆の瞳を一旦瞑り、特徴的な銀髪の前髪を再度揺らしながらも目をゆっくりと開き、筆を走らせる
彼の一件を経て、
再び具現化した己の斬魄刀。
然し、何を感慨耽っているのかなかなか口を開かない。
其れ処か、毎日毎日、決まって窓際に立ち、霊圧を消していると言う有り様なのだ。
此方から何度尋ねようかと想っていても、なかなか口には出来ずに、影を潜めている。
そんな、微妙な距離感に焦れったく気持ちを逸らせながら、隊務整理の書類を書き上げた自分。
僅かながら仕事に片が着いた此の時。何かに感慨深い耽っている彼奴に問おう。
否、話し掛けてみよう、とわざと注意を向けさせる為に微かな霊圧を当ててみるのだった。
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