46人が本棚に入れています
本棚に追加
『草冠ァァァァァ!!』
そう―…‥。
俺が彼奴を殺った場所。
俺の脳裏に焼け付くように残る、彼奴の倒れゆく姿。
彼奴の俺を恨むような目、流れ出る鮮血、冷たくなる身体。
日々を生きるなか、一度たりとも忘れはしない記憶
あの時以来、何かを追い求めるように自分を追求して死神の中の上に立った。
でも―…‥
俺は自分自身を追求していくうちに、何を追求し続ければ良いのか分からなくなった。
何の為に?
何の為に俺は追求してるんだ?
地位も力も手にいれて、
何が残った?
もう路が見えない―…
ポツリ...ポツリ...
―…‥空が俺を突き放すように雫を落とす。
最初のコメントを投稿しよう!