記憶《メモリー》

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『草冠ァァァァァ!!』 そう―…‥。 俺が彼奴を殺った場所。 俺の脳裏に焼け付くように残る、彼奴の倒れゆく姿。 彼奴の俺を恨むような目、流れ出る鮮血、冷たくなる身体。 日々を生きるなか、一度たりとも忘れはしない記憶(メモリー) あの時以来、何かを追い求めるように自分を追求して死神の中の(トップ)に立った。 でも―…‥ 俺は自分自身を追求していくうちに、何を追求し続ければ良いのか分からなくなった。 何の為に? 何の為に俺は追求してるんだ? 地位も力も手にいれて、 何が残った? もう路が見えない―… ポツリ...ポツリ... ―…‥空が俺を突き放すように雫を落とす。
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