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(大切な人を守る…か。)
「ならお望み通り猫を助けよう。
君には…死んでもらうよ。」
その言葉と同時に稔麿は手に握っていた刀をスッと上げ、少女に向ける。
刀を向けられた少女は死を覚悟し、目をつむる。
しかし少女に痛みが襲う事はなかった。
少女は今だに痛みが訪れない事に疑問を感じ、恐る恐る目を開ける。
目の前には刀をもったまま倒れ、気を失った稔麿がいた。
そして回りには血溜まりができていた。
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