90584人が本棚に入れています
本棚に追加
「これで…よし。」
そう言いながら満足気な表情をする蛍。
「なんてことするんだ…俺が寒くなっちまうじゃないか。」
俺の声が若干震えてしまったのは寒さからくるものだ。決して悲しかったからじゃない…
「こうすれば…」
そう言いながら俺の横に腰をおろす蛍。
「寒くなかど…?」
そして…俺に身を寄せて引っ付いてきた。
デ ジ ャ ビ ュ!!
「うん、寒くないな…暖かいよ。」
ニッコリと蛍に笑いかけるが内心ドキドキが半端では無いことになってる。
「佐藤、暖かい。」
幸せそうな表情で目を閉じる蛍。
コイツまつ毛長ぇ…
俺は今更になって、蛍のまつ毛が長い事に気づいた。
しかし……このポジション最高だな……佐藤くんなんかには負けないぜ!!
俺はそう心の中で小さくガッツポーズをとった。
最初のコメントを投稿しよう!