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「…ちょうどよか。今日は寝に来たんだもん。」
うん、やっぱりこの子は普通じゃないね…
そう言いながらそそくさと俺の部屋に入る蛍。
その時、片手に持っているバッグから、パジャマと思しき布と…憎き佐藤くんが見えた。
「佐藤、こっち来て。」
ベッドの横に立っている蛍が俺を手招きしながら呼ぶ。
「何だ?」
「この毛布で目隠ししとって…」
「着替えるのか?」
「…うん。」
「分かった。」
俺が毛布で目隠しし始めると、俺の後ろで布がこすれる音が聞こえた。
何だか、興奮するのだが…
「よかよ。」
俺が、覗き見たい欲望とそれを我慢する理性の狭間でもがき苦しんでると、蛍から声がかかった。
正直、あと少し遅かったら覗き見てました。
「……。」
「……。」
「そがん見らんで…」
俺が振り向いた先には、なんかもうそそる格好をした蛍がいた。
可愛らしいパジャマが物凄く似合っている。
俺は思わず見とれてしまったのだ。それ位蛍が可愛く見えた。
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