来客②

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「おやすみ…。」 そう言いながら、俺がさっきまで入っていたベッドにもぐりこみ、幸せそうな表情を浮かべる蛍。 「それは俺のベッドだ、来客用のはあっちにあるから出ろ。」 押入れを指差しながら蛍にどいてもらおうとする。 早くどいてくれないと襲ってしまいそうで恐い… 頑張れ、俺の理性。 「…ここがよかと…」 毛布からちょこっとだけ顔を出してこちらを見る蛍。 早くも俺の理性にヒビが入ってきた… 「おぉ、そうか。それなら俺はあっちで寝るよ。」 犯罪を犯してしまう前に、自分から部屋を出て行く。
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