90579人が本棚に入れています
本棚に追加
/368ページ
「ほれ」
玄関に置いておいたラムネを取って蛍に渡す。
「…ありがと」
「どういたしまして」
何か照れくさかったが、蛍の嬉しそうな顔が見れたから良しとしよう。
「これ渡す為だけにここまで来てくれたと?」
「………。」
何とも答えにくい質問をしてくれる蛍。
「さぁ?」
取り敢えずとぼけてみる。
「……。」
無言でジッと俺を見つめる蛍。
やっぱり嘘はつけないみたいだな…
「ごめんなさい…ちょっと蛍の顔を見たかったから来ました」
もう、アレだ……いっその事誰か俺を殺してくれ。ってくらい恥ずかしい。
最初のコメントを投稿しよう!