転校生

5/5
前へ
/368ページ
次へ
俺は足元に転がっているモノ消しゴムを拾ってソイツに渡してやった。 「…………ありがとう」 俺は、とりあえず驚愕したね、一ヶ月の間隣の席なのに一度も聞くことが無かった声がきこえたんだから。 ただ……なんて言うか、ちょっと可愛い声はしてた。 「お、おう気にするな」 内心焦りまくりだったけどなんとか返事をした。 これが俺とソイツの初めての会話の成立だった。
/368ページ

最初のコメントを投稿しよう!

90584人が本棚に入れています
本棚に追加