第3怪

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    ふふふ。 手錠なら愛知さんは腐るほど獲得出来ますからね。1つくらい構わないでしょう。 ぬらり「………テジョウ…とな?それは何ぞ?」 愛知刑事「おいオオカミ。俺の手錠がなんだ??」 大阪「愛知さん。愛知さんの手錠を1つください。」 愛知刑事「なんでまた?」 大阪「ぬらりひょんさんにあげるんです。そしたら、壊れた壁を直してくれますから。」 愛知刑事「この壁を……直す?やっぱり大工か??」 大阪「いや……だから大工さんじゃありません。とにかく。ください!」 愛知刑事「……………わかった。ほらよ。」 愛知さん!やっぱりやっぱりいい人!! 大阪「ありがとうございます!」 ぬらり「おい!無視をするな!」 あ、忘れてました。 大阪「すみません。これです。」 ぬらり「?………………これはどぉやって使うのだ??」 大阪「これは、こぉやって使うんですよ。」 カチャン…カチャン…… ファーム「……あれ?なんで俺?」 大阪「これで、相手の自由を奪うんですよ。本当は………え~っと……宇宙警察さんが、犯人さん、容疑者さんを逮捕する時に使うんですよ。それの地球版です。」 ぬらり「ふむ…………ファーム。動けるか?」 ファーム「足は動くけど手は動かねぇ………ぃだだだ…………。」 ぬらり「敬語を使わぬか!」 大阪「手錠は頑丈ですからね。なかなか外れませんよ。」 あ。鍵も渡さなきゃ。 ぬらり「ふ~ん……うぬよ。もう1つ献上せい。」 え? 大阪「もう1つですか?何故ですか??」 ぬらり「これでファームが余から逃げ…………な、なんでもないわっ!!さっさと献上せぬか!!!」 …………………………………。 大阪「…………ファームさん………。」 ファーム「………………助けて………。」 大阪「…………………………。」 ファーム「…………………………。」 大阪「愛知さん。もう1つください。」 ファーム「なんでだよぉ!………グスングスッ……皆ヒデェよ…………。」 叫べるんですね、ファームさん。
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