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兵庫目線
兵庫「……パズ。難波は帰ったか?」
パズ「はい、先程。なんか泣きながら「帰る!」とか言ってましたが………。何をしたんですか?」
兵庫「それにも関係したことで呼び出したんだ。」
パズ「?……他の副隊長はまだですか?」
兵庫「副隊長で呼び出すのはお前だけだ。」
パズ「…………第二級機密事項ですか。」
兵庫「そうだ。」
テルル「第二級機密事項ってなんだ?」
兵庫「隊長から降ろそうかな……。」
パズ「第二級機密事項というものは、各部隊の隊長と第0番隊副隊長にだけ知らされる情報等のことです。
私以外の副隊長に話してしまうと、情報が漏れる可能性があるので、副隊長では私だけになってるんですよ。」
テルル「第二級ってなんだよ?」
パズ「ははは…ハァ………第〇級とは、機密事項の重要度を示す段階です。
第一級は、ネックス総隊長と私だけが知る情報です。第二級は私達だけが知る情報。第三級は各隊長と各副隊長が知る情報で、第四級は宇宙警察全員が知る情報です。
他には、特級…特別階級機密事項がありまして、それはネックス総隊長だけが知る情報のことです。」
テルル「は~ん……で。なんの話だったっけ?」
おいおい。
兵庫「パズ。説明をお前に丸投げしてすまない。本当すまん。だから帰ろうとするな。」
パズ「………………それで………第二級機密事項と難波さんと……何が関係してるのですか?」
兵庫「……第一級機密事項で話しただろう、第2の宇宙の存在を。」
パズ「………はい。」
兵庫「難波がな。そこから来た…という者に会ったって言うんだよ。」
パズ「!?本当ですか!??」
兵庫「ああ。だから、ストックホルムを拉致して神を脅せ………という俺の独り言を聞いて帰ったんだ。何故か知らんが自主退職をしてな。」
パズ(……悪魔………。)
兵庫「まさかとは思うが……悪魔…なんて思ってないだろぉなぁ?」
パズ「!?………もちろんです。」
ま。冗談はこんくらいにして。
兵庫「いいかお前達。これは機密としては段階は低いが、宇宙警察隊長会議内では、最重要事項だ。絶対に他言は禁物だぞ。テルルにいたっては………このことはちょっと忘れとけ。」
テルル「何を忘れとくんだ?」
兵庫「ん………なんでもない。」
本当に隊長から降ろそうかな………。
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