第4怪

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    大阪「えっと……僕の部屋…アパートなんですけどね。僕の部屋の前で不審者がずっと立ってる…という電話を近所の仲良しなおばちゃんが教えてくれまして………空き巣かな?と思ったのですが、帰ってみたら昔の友人でしてね。長話をしてたんですよ。」 僕もまぁ、よくこんな出まかせをぺらぺらと………。 詐欺師にならないか心配ですよ…………。 沖縄「えらく長く話したね。」 ええ。 即興とは思えないほど長い話でしたね。 向日「出来れば話しすらせんといてほしーなー?」 沖縄「あ……。」 あ……。 向日さん………いつの間に僕達の前に? 向日「廊下に立っとれぇ!難波だけ!!」 何故ぇ!!? 大阪「え!ちょっ……」 向日「お前ばっかべらべら喋っとったんやろがぁ!?」 ……………………。 大阪「………あ~……。」 廊下に立たされるのなんて、ラルより役に立つであろう狸型ロボットに常時頼りっぱなしの万年テスト0点眼鏡少年NN君と。 海産物が名前になっている国民的アニメの主人公の弟、これまた万年0点…いや、低点坊主少年IK君だけかと思ってましたよ。 大阪「…2人とも小学生だし………野〇のび太くぅぅぅんっ!磯〇カツオくぅぅぅんっ!!」 向日「うっ………さいねぇぇえぇん!!黙って立っとれぇぇ!!」 大阪「すみません。なんか急に叫びたくなりまして。」 ……っていうか。 大阪(小声)「向日さんってそんなキャラでしたっけ?」 向日「張り切っとんねん!」 聞かれた!?教室と廊下の壁+小声なのに!! …っていうか………張り切っとんねん…って…………。 ……ともかく。 大阪(超小声)「地獄耳。」 向日「誰が地獄耳やぁ!」 う~む………凄い耳ですね。 向日「凄いやろ?」 え?心読まれた?また??
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