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大阪「そんなの……もぉ無理じゃないですかぁ!!」
兵庫『………まだ助かる手段はある。』
!!?
大阪「本当ですか!?」
兵庫『ああ。だが、それをするには、お前が今の夢から醒めないようにしなけりゃならん。』
…………む?
大阪「どぉいうことですか?」
兵庫『俺が死神ん所に行って、死神に解除を頼んでやる。
だが、それは、お前がこの夢を見たまんま寝とかないといけないんだ。
……夢はな、醒めても夢を見てた本人は夢の内容を覚えてるが、夢に出た…俺や先公なんかだ。ソイツらは、別に同じ夢を見てるわけじゃないから夢の内容を知ってるわけがない。』
ややこしいですね。
大阪「つまり、普通の夢とかわりないんですね?」
夢に出てきたからって、夢の内容を知ってるわけがありませんもんね。
兵庫『そぉいうことだ。んで、この夢が醒めちまったら、夢の中の俺は、今までのやり取りを忘れちまう…ってわけだ。
だから、お前は俺が死神を呼びに行ってる間、意地でも起きとけよ。』
大阪「………わかりました……けど。」
兵庫『ぁん?』
大阪「夢の中で死神さんに頼んでも、意味がないのでは?」
これも夢なんですよね?
兵庫『それがな。神ってもんは便利な時にゃあ超便利なんだよ。』
??
兵庫『神に呪術は効かねぇんだよ。つまり、夢で死神に伝えたら、その夢は解けるんだ。』
…………………??
大阪「いくら死神さんでも、夢は夢…じゃないんですか?つまりですね、今から死神さんに会いにゆく明石も夢の住人。死神さんも夢の住人…じゃないですか。自分の夢に出てくる死神さんに、呪術は解除してもらえるんですか??」
………なんかややこしくなってきた…………。
兵庫『いや。今から呼びに行く死神には、この夢を解いてもらう。』
…………………はい??
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