76人が本棚に入れています
本棚に追加
兵庫『お前は呪術をかけられてから今までで、何回目覚めた?』
………………。
大阪「……わかりません。」
兵庫『…………謎の宇宙人と出くわしてからは?』
大阪「それだと………多分1回じゃないですかね?」
それと何が関係してるんですかね??
兵庫『んじゃ、2回呪術を解きゃいいわけだ。』
………??
大阪「どぉいうことですか?」
兵庫『順を追って説明するぞ。まず、現実の俺から電話があった。んで、謎の宇宙人と出くわした。ここまではまだ呪術がかかってない。わかるか?』
大阪「はい。」
兵庫『んで、呪術をかけられた。んで、お前は気付かずに宇宙警察を自主退職をした。そして地球に帰還後、廊下に立たされる。ここまでが夢①だ。いいな?』
大阪「………はい。」
兵庫『で、お前も気付いた夢②だ。自分の席にいて、混乱中に今やってる俺との電話。ここまでは理解できたな?』
大阪「はい。」
まさか……そんな前から呪術にかかってたなんて………。
兵庫『んで、こっからが本題だ。今から死神に解いてもらう呪術は、今お前が見てる夢②だ。』
……………ふむ。
兵庫『んで、死神に夢②を解いてもらったら……多分お前は廊下に立ってるはずだ。』
………つまり。
大阪「夢①に戻った…ということですか?」
兵庫『そうだ。んで、夢①に戻ったら、もう一度俺に電話しろ。事情を説明して、次は夢①にいる死神に呪術を解いてもらう。』
なるほど。
兵庫『夢①を解きゃぁ、お前は屋上で目覚めるはずだ。』
大阪「理解しました。」
兵庫『よし。んじゃ、一旦切るぞ。絶対にその夢から醒めんなよ!夢③になっちまうからな。』
大阪「わかりました。お願いします。」
ピッ…プーップーップーッ……
大阪「……ふぅ。」
………………なんちゅうややこしい技やねん………。
最初のコメントを投稿しよう!