1人が本棚に入れています
本棚に追加
うぁぁ!!
ガバッ!!
声と同時にオレは勢いよく起き上がった。
ゴツンっ!!なにか固いものに当たった
痛っ!!
イテッ!!
はぁはぁはぁ……。
あれ?オレ……死んでない?
そうだ!手は!?
そう思って自分の手を見るといつもと変わらない普通の手だった。もちろん人間の。
これらを踏まえてさっきまでのことをオレの全神経を集中させて必死に考える。
そして導き出された1つの答え。
今までのは全部……………夢!?
ズキズキ……イテテ安心したからか急に頭が痛みだした。
そういえばさっき何かに当たったな……。
そういってふと横を見るといるはずのない人影が……。
って綾!?
なんでそんなとこで寝てるの?
夢で見たからかそれほど驚きはなかった。(笑)
イタタ……好きで寝てるんじゃないわよ!
龍がいきなり起きるから~
せっかく……書いてるっ……途中っ……プッ……アハハッ
そう言って急に綾は笑い始めた。
どうしたんだよ。人の顔見て笑うなんて……。
まさか……。
あわてて鏡を見ると案の定顔に落書きが……。
綾~?これは一体どういうことかなぁ~?
ごめんね、龍~起こそうとしたのに全然起きないしあまりに無防備に寝てるからつい書きっ……たくっ………アハハハハッ
そう言って綾はまた笑い始めた。
全然反省してないな………。
全く、ずいぶん個性的な落書きをしてくれたねぇ~?
ごめん、ごめん、反省したよ……。
そう言って綾はオレを見つめながら近づいてきた。
ん~!?!?
綾からの甘い口付け……。
………っ///
ひ、卑怯だぞ!綾!こんなことされたら怒れないじゃん………///
えへへ、勝った~。
あれ?顔赤いよ?
!?う、うるへい!
笑顔でからかう綾。
動揺して弄ばれるオレ。
今日はそんな感じだった。
龍、さっきうなされてたけど大丈夫?
え?あ~平気、平気。ちょっと変な夢みただけだからさ。
心配した?
え?そりゃあ心配したに決まってんでしょ!///
大丈夫なら良かった。
ほほう。その結果が落書きですか?(笑)
いや……それはその~ノリよ!(笑)
ふ~ん?そ~なんだぁ~。
……って納得できるか!(んっとにこいつは………可愛いし。(笑))
最初のコメントを投稿しよう!