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とりあえず夢のことは気にしないことにした。
それと今日綾が朝からこんなにテンションが高いのには実は理由があった。
ねぇ~龍、今日は何の日か分かる?
さぁ~分かんないよ。
あ~龍のいじわる~。
落書きの仕返し~。
………。
不機嫌そうな顔をする綾。
あはは、嘘だよ。分かりやすい奴。
むぅ~。龍のばかぁ~。
はいはい、オレはバカですよ。お姫様。
《実は今日は綾の誕生日なのだ。そんな大切な日を忘れる訳がない!!
この日の為に何回デートのシュミレーションをしたことか………。
しかも迅を相手に………。
その度に何回迅にメシおごったと……。
叫びたい思いを必死に抑えるオレ……。
ふふふっ。おかげで今日は完璧さ。
全てはこの日の為!!
そう……全て綾の笑顔の為!!
夜の夜景まで完璧。
こういうのを頑張ってこそホントの男だと何かの雑誌に書いてあった。全くその通りさ。
そして今夜こそ!綾と泊まる!(笑)
とまぁ~オレは1人長い妄想をしていた。(笑)
しかし現実はつねに厳しいものなのだ。》
………龍?
へっ?あぁ~?何?
聞いてなかったの?だから~今日は私の行きたいとこ連れてってね♪。
えっ!?!?
《予想外だった……。
ヨソウガイデス。
寄祖兎牙異。
オレの計画はあっという間に音を立てて崩れさった……。
まさに閉店ガラガ……。
いや辞めておこう。
只今改装中……。》
龍?
あっ、行きたいとこあるの?
ん~とね、下着みたいの。
んっ!?!?
《時々綾はとてつもないボケをかます
まさしく天然娘》
だから~見たいの……下着。
下着ね……下着かぁ~。
そんなに綾が行きたいならいいよ。《綾!悪いけど今日はオレに任せてくれ!あ~そう叫びたい!(笑)が、下着もいいかも……(笑)》
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