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登録してから特に何事もなく③日が過ぎ去った……。
その間オレ達はいつもと変わらない日々を過ごした。
同じ道、同じ街、同じ人との会話、当たり前のように繰り返し行われる行為は退屈以外のなにものでもなかった。
なんだよ~やっぱイタズラのサイトだったのか……。
学校の帰り道つまんなさそうにつぶやく迅
しかしオレは内心ほっとしていた。
よくよく考えてみれば命を賭ける訳だから危険なことをするに決まっている。
ただ1つ気がかりなのは【後日ゲーム詳細の紙を送らせていただきます】という言葉だった……。
だけど気になったのはほんの一瞬で迅達と別れ、家に帰ったオレは家族との夕食を済ませテレビを見たり、綾とメールをしたりいつものように平穏な時を過ごした。
こんな日々が続くと思っていた。
しかしこの時点で既に運命の歯車は狂い始めていた。
そんなことを知るはずもなくオレは深い眠りについた。
闇への一歩を踏み出す様に……。
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