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最近ろくに自分のクラスに行っていない。 俺はこんな仕事をしているが実は祇園学園の生徒でもある。 兄さんに頼んで風紀委員長と両立させてもらっていた。 しかし最近忙しすぎて丸一ヶ月クラスに行っていない… クラスの中で友達はおろか親しい奴なんているわけ… 優「祇園~」 海「あぁ、そう言えばいたか…」 優「なに言ってんだ?」 海「いや、なんでもない…それでなにかあったのか?」 優「お前、因幡って知ってるか?」 海「あぁ因幡遼也だろ?」 優「かっこいいって聞いたんだけど」 海「まぁ顔はいいと思うが…」 性格が……… 優「今、三年の間でも噂になってんだよ」 海「へぇ、そうなのか」 優「なんだよ、その反応!!!」 海「因幡はそんな珍しいものでもない…性格は悪い、すぐ調子にのる、だから毎日指導してるんだ」 優「そ、そうなんだな…」 海「おまけに俺を見下して「誰がすぐ調子にのるって…?」 海「だから因幡りょ、う…や…」 振り向けば因幡がそこにいた。 遼「朝っぱらから風紀委員長は生徒の悪口かよ…あーやだやだ」 海「悪口じゃない!!だいたいなんでお前はいつもそうタイミングよくでてこれるんだ!!」 俺を無視し因幡は俺達から遠ざかった。
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