異空間

3/7
前へ
/14ページ
次へ
プリントアウトした瞬間にパソコンから透明な紙がゆっくりと出てきた。 ハンナは飛び起きてその紙をつかんだ。 氷のように冷たい紙。 そこには星空が描かれていた。 さっきまで画面上にあった星空。 「私、寝ぼけてるんだ…。この紙は画面から出てきたんじゃなくて、プリンターから出たやつよ。 疲れているのかな…?寝不足だったし…。」 ――錯覚、錯覚―― そういうとハンナはまたソファーで眠ってしまった。
/14ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加