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「ハンナ!お昼ご飯だよ!」
母親が呼んでいる。
「わかった。」
ハンナは返事をしてから即食事をしたことはない。
早くて30分が過ぎた頃にテーブルにつく為、母親はいつも不機嫌な様子だった。
「せっかく熱々だったのに…。」
小さな声で母親はため息混じりに呟いた。
黙々と食事を済ませ、またパソコンの前に向かう。
掲示板のコメントに高森という人物から自分のサイトへのお誘いがあり、リンクが貼られていた。
リンクをマウスでクリックすると、そこはどうやら絵のサイトのようだった。
見るとどれも空を描いている。
夕焼けも綺麗だけど、ハンナが惹かれたのは夜空だった。
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