1人が本棚に入れています
本棚に追加
――それにしても冷たい風が吹いて顔がコチンコチンになりそう!――
不思議な感覚だった。
夢をみてるんじゃないかと頬を叩いた。
痛かったから夢じゃない。
しばらく星空をみているとうつらうつら眠くなった。
――だめだ。眠い…。――
ハンナはソファーに寝転んだ。
その間にプリンターがカタカタと印刷していた。
星空に舞う一枚の紙。
ゆらゆらとゆっくり地上へと落ちていく。
プリンターの印刷が終了した。
それと同時に画面に落ちる紙が大きくなった。
またあの冷たい風がハンナの体を包みこむ。
ハンナは寒さにたまらずゆっくりソファーから起きた。
その時、信じられないことが目の前で起こった。
最初のコメントを投稿しよう!