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勇樹は車に乗った
リムジンなので、運転席は見えない
勇樹は車に入った瞬間、見知った人物がいることに気付いた
「あ…」
「あ…斉藤くん」
「えっと、白崎さんだったけか」
「うん」
見知った人物とは昨日会った女子高生、白崎舞であった
そしてもう1人
「お前…!」
「あ、どうも」
もう1人は同じクラスの鐘鋳悠太であった
ちなみに、舞と勇樹と悠太は16歳である
「まさかお前も?」
「うん。えっと、斉藤さんでよかったよね?」
「おう!確か鐘鋳だろ?」
勇樹の問いに悠太は頷く
車が走り出し、舞は外を眺めていた
――15分後――
「っ…またっ…」
突然、悠太が目を押さえ痛そうに顔を歪めた
「お、おい、大丈夫か!?」
「多分、能力の暴発でしょう。しばらくすればおさまるはずです」
少女の言葉通り悠太は目を押さえている手をどけた
そして悠太は慌てて大きな声を出した
「今すぐ車を止めるんだ!」
「「え?」」
その言葉を少女や勇樹達は理解出来なかった…
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