第二話

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勇樹は車に乗った リムジンなので、運転席は見えない 勇樹は車に入った瞬間、見知った人物がいることに気付いた 「あ…」 「あ…斉藤くん」 「えっと、白崎さんだったけか」 「うん」 見知った人物とは昨日会った女子高生、白崎舞であった そしてもう1人 「お前…!」 「あ、どうも」 もう1人は同じクラスの鐘鋳悠太であった ちなみに、舞と勇樹と悠太は16歳である 「まさかお前も?」 「うん。えっと、斉藤さんでよかったよね?」 「おう!確か鐘鋳だろ?」 勇樹の問いに悠太は頷く 車が走り出し、舞は外を眺めていた ――15分後―― 「っ…またっ…」 突然、悠太が目を押さえ痛そうに顔を歪めた 「お、おい、大丈夫か!?」 「多分、能力の暴発でしょう。しばらくすればおさまるはずです」 少女の言葉通り悠太は目を押さえている手をどけた そして悠太は慌てて大きな声を出した 「今すぐ車を止めるんだ!」 「「え?」」 その言葉を少女や勇樹達は理解出来なかった…
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