第二話

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勇樹は家に辿り着いた 両親は仕事で海外に居るため、家に居るのは勇樹一人しかいない 勇樹はいつものように手紙が来ていないか郵便受けを見た いつもであれば何もないはずだった しかし今日は違った 郵便受けには一通だけ手紙が入っていた 勇樹は手紙をその場で読みはじめた 『こんばんは。こちらはモース学園です。何故手紙が来たのか、それは今日、貴方の身の回りで普通ではあり得ないことが起きたからです』 勇樹は周囲を見渡した しかし誰もいない 人がいないことを確認すると手紙の続きを読みはじめた 『そこで、その普通ではあり得ないこと、そのことについて知りたくはありませんか?もし知りたいのであれば明日この学園に入学してください。返事は明日の朝、貴方のご自宅に訪れます。その時にお聞かせくださいませ。ではまた』 (明日の…朝) 勇樹はどうしようか悩んでいたが、決意をしたように家の中に入っていった (多分俺だけじゃない。あの子にもきているはずだ) 勇樹はふと、女子高生の名前を知らないことに気付いた 携帯を見て交換された相手の名前を見る (白崎舞……か。結構可愛いかっ…いやいや、あんなのただの怪力女だ)
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