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2年から3年に変わるときはクラス替えはしないので、みんながそのままである。
4月は受験高校の決定で、皆焦っているが、私は志願高校が決まっていたので、そんなに焦らなくて済んだ。
こんな中、5月下旬~6月上旬には修学旅行があった。
福島県会津若松方面へ3日間の旅行だった。
私の班は男子3人女子3人の6人班で、正直、あまり好きではない女子が集まっていた。
好きではない理由というのは、いつもうるさく、身だしなみが悪いからと、あとはわがままなのである。
こんな班なので、私はいつも『あの人(Mさん)と同じクラスだったら同じ班になってるのに…』なんて思っていた。
しかし、男子はいつも遊んでいたO君と毎回、一緒に鉄道旅行に出かけているK君だった。
男子に関しては最高な班であったが、女子が我がままとなると、大変である。
修学旅行当日…
早朝、学校に集合し、バスで会津若松に向かった。
バスの中ではカラオケやクイズ大会などが行われ、かなりにぎやかだった。
バスはクラス事に別れての乗車だった。
1組は1号のような感じだったので、もちろんあの人(Mさん)とも別れてしまった。
途中の休憩所では、Mさんをこっそり探すという行動にも出た。
しかし、見つけるだけで、どうってことはない。
ただ見ているだけである。
バス移動中や修学旅行の時は結構Mさんのことを思っていた。
そんなこんなで、会津若松に到着。
一日目は大内宿という、昔ながらの集落を見学しました。
私達はラムネを飲んだり、岩魚の塩焼きを食べたりしていた。
やはり、どうしても、『Mさんいないかな…』とバカのように探してしまう。
大内宿を見た後は虎子隊記念館に行き、30分程の座禅をやった。
私は足がつるギリギリだった。
これが終わり、退場の時、誰かと衝突
右側からいきなりぶつかってきたので思わず「痛ぇ~な~」と言った。
Mさんだった。
Mさんは驚いたように、「ごめんなさい」と謝っていたように覚えている。
肩がちょうど柱にぶつかっていたのだが、そんな痛みなんか、忘れていた。
このあとは宿泊先のホテルでみんなでゲームをして、風呂に入ったり、美味しかったが量が半端ない夕食を食べたり、と一日目の一通りの予定が終わり、寝た。
次は二日目の判別行動である。
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