第四章 彼のいない世界

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なんで指輪なんか? ん――とぉ…?         あっ!   さとしは一年前待ち合わせしていたバーで私のコートをさわっていたな…あの時だ   実際さとしはその時にしっかり指輪を入れていた   バカ…素直に渡してくれればよかったじゃん そうしたら私だってあんな態度とらなかったよ…   私は指輪を左手の薬指に自分ではめた   さとし…これでいつでも一緒にいられるね   私は指輪をさとしだと思い一生つけていく
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