第一章 記念日

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私はバーを出た   プルルルル さとしからだ   さゆり「なによ…」   電話をきった プルルルル またさとしからだ しかしまたきった   そして私はあの公園へ行った   さとしホントに忘れちゃったの?   さとしに電話をかける プーップーップーッ   なんででないの… 何度もかける しかし一度もでない   私は嫌な予感がした 急いでバーへ戻った しかしさとしはいない 私はバーを出て走った そしてさとしを探した   さとし…どこにいるの? もう一度確かめたい さとしの気持ち さとし…どこに…? さとし…   私はとにかく走った すると道路の真ん中で倒れている男性が   まさか…   さゆり「いや――――っ…」   さとしだった   さゆり「さとし…さとしなんで…」   私は倒れているさとしを抱きかかえた さとしはなんやら11月のスケジュール表をにぎりしめていた その11月21日のところに   さとしがプロポーズするbyさゆり   と書かれている
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